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8月号 「エンディングノートと終活」

2020.08.01 ニュース

毎日厳しい暑さが続きますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

暑さが厳しく、マスクをするのも熱中症になりそうな苦しさがありますが、新型コロナウイルスの感染者がまた増えつつあります。引き続き身を守る備えとして、「三密(密閉・密集・密接)を避ける」、「マスクや手洗いを徹底する」、「日頃から規則正しい生活を送る」ことを出来る限り心がけ、自分や大切な家族の健康を守りましょう。

また、先月は豪雨により、各地で水害の被害が多く、特に熊本での被害の大きさに心が痛みました。これから台風の季節になりますので益々日頃の備えが必要になってきます。

備えの大切さは、先般の相続ニュースでもお伝えしましたが、8月号でも、備えの大切さの1つとして、「エンディングノートと終活」をお伝えしたいと思います。

「終活」とは、人生のエンディングを自分らしく迎えるため、しっかりと準備すること、と一般的に解されています。遺言書を書く前に、いきなり書き始めるのではなく、自分の人生を見つめ直し、これまで築き上げてきた財産や人間関係などを把握し、これからの人生をより有意義に過ごすヒントを探すのに有効です。また、家族にとっても、エンディングについてどのような考えなのかを知るきっかけや、本人の願いを実現できることになりますので、家族も不安なく見送ることが可能になります。しかも、本人・家族の双方が無駄な気遣いやお金を使わずに済みますので、とても効率的です。

エンディングノートは、遺言書のような法的効果はありませんが、これまでの自分の歩みや今後の展望なども記すことができるので、ご自分の総まとめとしても活用できます。

また、自分自身を見つめ直すうちに、今思いつく心配事をチェックし、解決に向けて早めに行動できる部分がとても魅力的です。家族のこと、健康のこと、財産管理のこと、もちろん今後の自分の人生のことなど、心配事は多岐にわたるかもしれませんが、気づいた時点で、解決策を検討するとともに行動を起こすことで、より良いエンディングを迎えることが可能になると思います。

ただし、エンディングノートに書いて一安心というわけではありません。エンディングノートと遺言書の一番の違いは、エンディングノートには前述したように法的効力がないということです。ご自分の大切な財産を誰にどのくらい遺すことついては、やはり遺言書に記す必要があります。

何をどのようにすれば“幸せな相続”を迎えられるかというヒントについては、ぜひ当センターまで気軽ご相談ください。相談は無料です。

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                                                              代表  伊積 研二

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